中国の樹木・草花(1)

中国の樹木・草花(1)


ハイビスカス

ハイビスカス。学名はHibiscus sp.。別名ブッソウゲ。中国名は仏桑花。アオイ科フヨウ属マレーシアの国花、ハワイの州花でもある。起源はインド洋の島々とかアフリカとかが考えられているとのこと。ハワイ系とそうでないのがあるようで、ハワイ系のハイビスカスは葉にほとんどギザギザがなく、沖縄等のにはギザギザがはっきり出ているそうだ。  アパート近所の広場に植えられていたのは、ギザギザがあるようなので、ハワイ系ではなさそうだ。 (深セン特区外、2006年8月)

カナリーヤシ

カナリーヤシ。学名はPhoenix canariensis。別名フェニックス。ヤシ科ナツメヤシ属。原産はカナリア諸島。  以前に北方から南方に来たとき、このカナリーヤシを見て、「ああ、南なんだな」と感じ入ったことを思い出す。中国でも、南へ行けばいくほど、この樹が増えていくような気がする。別名のフェニックスは名前が覚えやすいが、カナリーヤシはなかなか覚えられない。仕方がないので、「かなり香具師(やし)」とダジャレで記憶しようかと考えている。この写真は近所の広場で撮った。(深セン特区外、2006年8月)

ハ  ス

ハス。学名はNelubo nucifera。ハス属。原産はインド。中国では(日本でもそうか?)、お寺の池などに必ず生えている。  東莞や深センなどでは、「蓮湖」と名づけられた小さな湖がずいぶんと大い気もするが、実際にどれぐらいあるかは知らない。  緑の葉が生い茂っている時はとても綺麗だが、冬になると枯れた茎が残骸のように残っているので、私はあまり好きではない。この写真は近所の人工古城で撮った。(深セン特区外、2006年8月)

シュロ

シュロ。学名はTrachyvarpus fortunei。別名ワジュロ。中国名は棕櫚。ヤシ科シュロ属。熱帯・亜熱帯の植物だが、耐寒性に優れ、日本でも増加中らしい。地球温暖化の警笛だと危惧する人もいるようだ。  生来、観察力が不足している私は、これまでカナリーヤシとシュロの違いも知らなかった。そう言えば、当HPの(中国の)露店のコンテンツで、シュロの葉で作られた草人形を紹介していたっけ。あの草人形はこの樹の葉で作られていたのか・・・。同種の樹に「トウジュロ」というのがあって、これは葉が垂れ下がっていないのだそうだ。よーし、頑張って見つけるぞ。(深セン特区外、2006年8月)

オウコチョウ

高級住宅地の花壇で見つけた。はっきりした特徴のある美しい花とわかりやすい葉の形とつき方。これはすぐに見つかるだろうと植物図鑑をあさったが、発見できず・・・。日本では咲かない花なのだろうか。次の休日に中国の植物図鑑を手に入れて調べることにしよう。(深セン特区外、2006年8月) 中国の植物図鑑で調べた後、学名をもとにインターネットで見つけた。日本での名前はオウコチョウ。中国名は黄蝴蝶または黄金鳳花。学名はCaesalpinia pulcherrima。マメ科カエサルピニア属。西インド諸島原産。沖縄の三大名花の一つでもあるようだ。

ブーゲンビリア

ブーゲンビリア。Bougainvillea glabra。中国名は宝巾または光葉九重葛。オシロイバナ科イカダカズラ属。中国の植物図鑑で調べた後、学名をもとにインターネットで見つけた。紫の部分は苞(ホウ)と呼び、花ではないらしい。花は中央の小さな白い部分だそうだ。(深セン特区外、2006年8月)

ランタナ

ランタナの一種。クマツヅラ科ランタナ属。中国の植物図鑑で調べた後、学名をもとにインターネットで見つけた。学名はLantana xxxxx(xxxxx部分はいろいろ)。多品種でどれがどれなのか判別がつかない。中国名は馬纓丹の一種。(深セン特区外、2006年8月) 七変化と呼ばれ、どんどん色が変わっていく種類のものもあるようだ。

不  明

(深セン特区外、2006年8月)

イクソラ・ヅフィー

イクソラ・ヅフィー。学名はIxora duffii か Ixora caseのどちらか。前者なら中国名は大王龍船花、後者なら洋紅龍船花。アカネ科サンタンカ属。中国の植物図鑑で調べた後、学名をもとにインターネットで見つけた。外観の似た同系の花がたくさんあるので、ずばり同じかどうかは自信がない。多分あっていると思う。(深セン特区外、2006年8月)

アリアケカズラ(アラマンダ)

アリアケカズラ。Allamanda cathartica。キョウチクトウ科アラマンダ属。中国名は、軟枝黄蝉または黄鶯。原産地は熱帯アメリカ(南米)。日本には明治末年にやってきたとのこと。(深セン特区外、2006年8月)
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