中国の乗り物

中国の乗り物


傘付バイタク

初めて見た傘付バイタク。雨対策であれば雨合羽が一般的だろうから、きっと日よけ用なのだろう。普通の傘であれば風の影響を強く受けてしまうのだが、この傘はどうだろう。この流線型(?)からすると、うまく風を受け流すことができるのかもしれない(2009年7月広東省清遠市)

*追記(2013年10月深セン特区外):深セン特区外では、取り締まりによってバイタクはほとんど姿を消し、電気自転車タクシーとなっていて、暑い時期になると、皆この流線型の傘を取り付けて街を走っている。


電気自転車タクシー

深センの特別区外で頻繁にみかけるようになった「電気自転車タクシー」。通常のバイタクへの取り締まりが厳しくなったのと時を同じくして現れ始めた(電気自転車そのものは数年前からあった)。当初は2RMB程度でも乗車でき、ガソリン高で料金の高くなったバイタクに比べて割安感があったが、物価の上昇の影響 を受けて「電気自転車タクシー」の乗車料金も上昇中である。(2007年11月深セン特区外)

*追記(2013年10月深セン特区外):深セン特区外では、現在は、取り締まりによってバイタクはほとんど姿を消し、この電気自転車タクシーが主流だ。


三輪バイタク

湖北省宜昌市郊外で利用した三輪バイタク。改造度が高く、普通の自動車にすら見える。あくまでバイクの改造車なので、下から風が入ってきて寒い。(2006年1月、湖北省宜昌市)


幌付バイタク

湖南省長沙市で利用した幌付の三輪バイタク。客席には二人が乗れる。同じ三輪バイタクでも深センのものとはずいぶん異なる。やはり、各地の気候を反映して、特徴が形作られていくのだろうか。幌の骨格となっている部分は深センのように太いものではなく、鉄片のような軽い材料でできていた。(2005年2月、湖南省長沙市)


三輪タクシー

フフホト郊外で利用した三輪タクシー。市内ではあまり見かけなかったので、市内での営業は禁止されているのかもしれない。郊外から市内への乗車はOKでした。料金は交渉次第です。(2004年8月内モンゴルのフフホト)


自転車力車

自転車力車。多くの都市で廃止が進められている。だが、内陸、沿海を問わず、今なお活躍中である。観光地によっては、この自転車力車で回ったほうが効率的なこともある。特に街の様子をみるにはうってつけ。運賃は1元から。場所によってはバイタクよりも高いこともあるので注意。(2004年2月福建省泉州)


子供専用自転車力車

子供専用自転車力車。こんな小さな子供だけがまとまって利用しているということは、月ぎめ契約をして学校に通わせているのだろうか。(2004年2月福建省泉州)


学生専用巨大人力車

中国にはいまだに人力車が多い。しかし、6人乗りとなると少ないだろう。これは広東省潮洲市にて撮影したもの。小学生専用の人力車である。自転車をこいでいるのは女性ばかりだ。パワフルな彼女たちの生き様に圧倒された(2002年3月、潮洲)


バイタク

安さが魅力のバイタク!でも事故ったら終わり。運賃は3~5元(2000年9月15日現在、写真は東莞のバイタク)。鎮内の移動はこれが便利。命が大切な人はやめときましょう。

*本当に危ないです。私もバイタクが転げて、振り落とされたことがあります。今では滅多に乗りません(2003年1月)

*追記(2007年11月深セン特別区外):最近はガソリン価格/物価の上昇に伴い、バイタクの料金も上昇中5~10元へと平均料金が推移しつつある。


二人用シート付バイタク

シート付で座りごごちアップ。屋根もついているので雨も防げて便利だ。しかし、シートにしっかりつかまっていないと急ブレーキを踏まれたときに中央の鉄ポールに激突する可能性があるので注意が必要。上下に揺れたとき頭を屋根に打ち付ける恐れもある。安易に乗らないほうがよい。(2003年1月深セン特区外)


青タク

安さがとりえの青タク!中にはクーラー付きも・・・。運賃は20元~交渉次第。かなり交渉し易いです。とても揺れるので、となりの鎮に行く時ぐらいに留めておいた方が無難でしょう。<注意>シンセン経済特区には入れません(2000年9月15日現在、写真は東莞の青タク)。

*深セン特区外では10元からの青タクもあります(2003年1月現在)。
*追記(2007年11月深セン特別区外):ガソリン価格/物価の上昇に伴い、便利で安かった青タクも10元で乗れることは滅多になくなった。現在の利用料金は15元~20元といったところだ。


タクシー

これぞ!交通手段の王様・・・。運賃は20元~交渉次第!かなり交渉力を要求されます。正式タクシーの格好をしていても、実は白タクの場合も・・・。よく確認しましょう。領収書を持ってない場合もあります(2000年9月15日現在、写真は東莞のタクシー)。

*深セン特区外のみ走行OKの格安正規タクシー「緑タクシー」の運行が開始しました(2002年12月)。

*格安がうたい文句で始まった「緑タクシー」も結局、白タク同様の交渉制が実態となってきているようです(2003年9月)。

*追記(2013年10月深セン特区外):現在、深セン市内では日本のようにメーターで走ります。郊外は、発展が著しい、市内同様にメーターで走れるところと、相変わらず交渉にて料金が決まるところに分かれています。近年は地下鉄のネットワークがハイスピードで広がっていることから、タクシーの利用形態も変わってくることと思われます。


白タク

使いこなせば、便利、快適!運賃は20元~交渉次第!(2000年9月15日現在、写真は東莞の白タク)。

*深セン特区外では10元から交渉OKです(2003年1月現在)。

*追記(2007年11月深セン特別区外):ガソリン価格/物価の上昇に伴い、もはや高い乗り物になりつつある白タク。現在の最低料金は20元からのようだ。

*追記(2013年10月深セン特区外):地下鉄やバスのネットワークが拡充されていくに連れ、高額な白タクの生存空間が狭まっているように思われます。正規のタクシー会社が郊外に進出を進めていることも大きな影響を与えています。


二階建て観光バス

深セン特区内の観光地を回るバス。料金は少し高いが(3元-5元)、乗り心地は最高。観光地以外のところにも停まるので、ルートさえ覚えれば市内の移動にもつかうことができる。


中型バス(深セン特区内)

深セン特区内を結ぶ中型バス。市内の移動に便利。

*追記(2007年11月深セン特別区外):現在、深セン特別区内では中型バスの運行は許可されず、全て大型バスに切り替わっている。


中型バス(深セン特区内⇔特区外)

深センの特区内と特別区外を結ぶ中型バス。香港人もよく利用している。クーラーもきいていて、安くて安心だ。

*現在、新しい大型バスに変わっています。(2005年9月現在)
*追記(2007年12月):特別区内で中型が禁止されたのに伴って、市内と市外を結ぶバスも大型になってきているが、一部微妙・・・、いや中型のバスも残っているようだ。もしかしたら、単に大きさだけではなく、別の規格にあっていればいいのかもしれない。空港行きのバスもどちらかというと中型のようにみえる。


豪華大型バス

長距離用の豪華大型バス。日本の観光バスクラス。トイレもついているものが多い。ミネラルウォータが配られることもある。一般のバスの2倍近くの料金がするが、快適度も2倍。(写真は私が昆明→大理の移動に利用したバス。乗車時間は5時間ほど)。*追記(2008年2月):豪華大型バスの中に、特別豪華大型バスと言っても良いような、普通の豪華大型バスよりさらに設備が優れたバスがある。横に三席(通路の左が二席、右側が一席)で座席がゆったりととられ、シートの皮も上等で、クッションも格段に良い)。


6人乗りバイタク

6人も乗れるバイタク。後部座席は縦に二列になっている。客は向かい合って座る。(2003年8月、江西省玉山市)


トロリーバス

燃費が余程いいのか、中国ではまだまだ多いトロリーバス。(2003年12月、浙江省杭州市)。料金も普通のバスより安い。


観光用電気自動車

テーマパークや公園等の公道以外のところで利用される乗り物。広大な中国だけあって、敷地の面積も半端ではない。歩くのは嫌いだという方はこれを利用するのも手だ。(2004年2月崇武古城)

*追記(2008年2月):最近、私が住んでいる深セン特別区外の鎮では、警察が小型の電気自動車で走り回っている姿を見かけるようになった。