不思議・面白情報12(fu000l)


不  覚

ウルムチのバス・ステーションでのこと。私はコカ・コーラ派で、コカ・コーラがない時だけペプシを買う。バスに乗る前に飲料を手に入れておこうと構内の商店でコカ・コーラを買い求めたが、売っていなかった。隣の商店を覗いたが、同じだった。やむなく、冷蔵庫にあったペプシを指さして購入してバスに乗った。バスが動き出したところで、さっそくコーラを取り出し、一口飲んだが、味が違う・・・。もしや偽物?とじっくり眺めたら、「特別コーラ」という別のブランドだった。中国国産の「非常コーラ」は有名だが、「特別コーラ」もあったんだなぁ。めちゃくちゃ似てるよ、ペプシに。これは「非常コーラ」のライバルか?(2007年9月、新疆ウィグル自治区ウルムチ)

夜食第三弾

最近、近所に新しい商店街がオープンした。そのうちの二軒が「酸辣粉」屋。この毒々しいまでの唐辛子色が特徴である。唐辛子がきついことを除いては、腹にもたれないので夜食向きの食べ物だ。昼夜を問わず、女の子がよく食べに来ている。最近の物価高を反映して、一杯5RMB。こういった屋台ものも、だんだん高くなってきている。(2007年11月、深セン特別区外)

映画館のポップコーン

先日の11月3日。深セン万象城の映画館に行ってきた。「色戒」という現在人気の映画を見たのだが、その時に買ったのこの桶入りポップコーン。一杯22RMB。映画のチケット代も中国では破格の90RMB/人だか、ポップコーンも高い。お味は甘め。日本だと塩味をきかせているところが多いと思うが、中国人は甘いのがお好みなのだろうか。最初は慣れなかったが、ぱくぱくやっているうちに、結構うまいと思うにようなってきた。こうして味覚は変わっていく。(2007年11月、深セン特別区内)

深セン地下鉄の吊り革

深センの地下鉄。オープンしたのが2004年の年末ぐらいだった。もう三年近くになるんだなぁ。最初の2年近くは吊り革がついておらず、不思議に思っていたが、いつの頃か吊り革があるようになった。広告がついているところをみると、広告主が現れるまでずっと投資を控えていたのだろうか。(2007年11月、深セン特別区内)

追記(2009年3月):完全に深センに根付いた地下鉄。現在では、液晶テレビが各車両にいくつも設置されて、広告放映がなされている。

中央分離『柵』

昨年末から、深セン特区外では、道路中央に、写真にある固定式の中央分離『柵』が設置され始めている。
経済発展に伴って車両の所有者は急激に増加しているが、道路の整備が追いついていかない。その上、(特別区外では)交通ルールを全く守らない。道路の逆走など日常茶飯事であるため、事故が絶えない。事故になればすぐに渋滞発生。
もともと歩行者も横断歩道を渡るという意識がゼロなため、自動車、オートバイ、自転車、歩行者の4者で、壮絶な交通サバイバルが毎日のように繰り広げられていた。恐らくこうした事態を打開するために設置された中央分離『柵』だろう。
一般人には通知もなく始められたため、当初大きな混乱をもたらし、かえって渋滞の原因になったり、柵に激突する車が続出したりもした。小柄な歩行者は柵の間をすり抜けて道を渡ったりして、新聞でその姿が報道さたりもしている。私が二度ほど見かけたのは、『柵』の存在を知らずに道路を渡ろうとした老人が、『柵』に突き当たり、延々と道路の中央を柵に沿って歩き続ける姿。
しかし、最近はこうした混乱も収まり、皆が『柵』の存在に慣れてきたように思える。やはり中国では交通モラルをうんぬんするより、こうした物理的、強制的な手段のほうが問題解決に役立つのだろうか。(2008年1月、深セン特別区外)

追記(2009年3月):1年経って、『柵』はなお健在だ。効果が認められ、設置範囲も広がっているようにみえる。

追記(2013年10月):初期の頃は、ぶつかれば曲がってしまう柔らかい鉄柵だったが、現在は下部がコンクリートでがっちり固められた恒久的に中央分離帯となっている。

中国版ミルク・シーフードヌードル(手製)

昨年(2007年)の末、ちまたで噂のミルク・シーフード・ヌードルが商品化されたという記事を読んだ。(なんだ、それは。聞いたことねーぞ)と思い、さっそくインターネットで調べてみると、結構な数の愛好家がいるらしい。沸騰させた牛乳をお湯の代わりにシーフード・ヌードルに入れてつくるだけのことなのだが、ミルクのコクが全く新しい美味しさを生み出しているとのこと。それを製品化したものが発売されたらしいのだ(発売日は2007年10月29日)。
食べてみたい!即座にそう思った。しかし、製品化されたミルク・シーフード・ヌードルは遠い日本でのこと。香港でなら手に入るかもしれないが、カップヌードルのために、わざわざ香港まで出かけられない。しかし、シーフード・ヌードルなら、中国にもある。しかも、日清のホンマものだ(注:中国マーケット用)。これに牛乳を入れて作れば、元祖ミルク・シーフード・ヌードルの完成だ。
そう考えたものの、それっきり忘れてしまっていたが、先週スーパーで買い物をしている時ふと思い出し、シーフード・ヌードルを購入した。年のせいか胃が弱っているので、夜食にカップ・ヌードルを食べるのは最近は控えている。そこで、朝食メニューとして、制作した。熱々に沸かした牛乳を中国製シーフード・ヌードルに注いで3分待った。
まず、一口。うん、ミルク味。噂通り、ちょっと違った美味しさ。二口、三口と続けて食べた。少しくどいかな。と、だんだん評価が下がり、最後は塩カラ過ぎるという結論になった。中国製は塩がキツク作ってあって、合わないのかなぁ?
インターネット上の情報によると、トマト・ジュースを使った、トマト・シーフード・ヌードルもあるそうなので、今度はそれに挑戦してみよう。(2008年1月、深セン特別区外)

スクラッチ宝くじ

中国で最も人気がある宝くじはナンバーズ方式の「双色球」だが、スクラッチ式の宝くじも徐々に存在感を増してきた。
左の写真がスクラッチ式宝くじの一つである。スクラッチ式宝くじは、深センでは当初売っているところが少なかったのだが、数年ほど前から人気が出てきて、種類も多くなった。普段見かけるのは3,4種類だが、中国全土では20種類以上も発売されているそうだ。現在まで販売されているのは全て1枚2RMBだと思われる(将来的にはもっと高額なものが出される模様)。1等賞金は数千RMBから10万RMBのものまである。
私が好きなのは、左のもの。削って出てきた動物が下の表にあるものと同じなら賞金がもらえる。このスクラッチでは最高10RMBまでしか当てたことがない。(別のスクラッチでは100RMB)。いつか一等の3万RMBを当ててみたいものだ。2008年1月、深セン特別区外)

追記(2008年11月、深セン特別区外):ここ数ヶ月で、高額のスクラッチ式宝くじが続々と発売された。一番下の写真のが最高30万RMB当たる宝くじ。お値段も高く、一枚10RMB。これまでの宝くじの5倍の値段だ。他にもいろいろあるが、一枚当たりの値段が高いのが特徴である。宝くじが日本並みの値段になる日が近い!?)

中国のお正月最前線

私が住んでいるアパートの近くにある広場では毎年春節が近くなると、春節用の飾り木の市場が開かれ、大賑わいとなる。今年も、近くの広場に正月用の飾り木が続々と運び込まれ始めた。一年に一度の行事だけに、木を運ぶ業者たちの気合いが写真をとる私にも伝わってくるような気がする。(2008年1月27日、深セン特別区外)

監視カメラ

久しぶりに東門へ出かけたら、入口にこんな立て札が・・・。「貴方はすでに監視カメラの区域内に入っている」。ここ数年、深センのあちこちで監視カメラによる犯罪防止が進められている。私が勤めている工場の周辺の道路にも設置されているそうだ。しかし、こんな風に親切に?警告の立て札など立ってはいない。市内ではどこでもこの立て札が立っているのだろうか。犯罪抑止策、それとも人権保護?(2008年1月、深セン市東門)

春節の賑わい -凧揚げ-

春節二日目(2008年2月8日)。近所の公共広場に大勢の人が集まって春節の賑わいを楽しんでいた。空に物凄い数の凧が揚がっている。中国では子供だけでなく、大人も相当な数の人が凧揚げを楽しむ(大人の方が多い?)。凧は紙製ではなく、ほとんどがゲイラカイト系?のビニル製である。(調べたところ、ゲイラカイトのゲイラは企業名なのだそうだ)。なお、中国ではお正月以外にも、凧揚げを楽しむ人が結構いる。(2008年2月、深セン市特別区外)