2007年2月(day032)

2007年2月(day032)


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2007年2月1日(朝)
 階段作成中。階段が完成すれば、テキストの3分の1は終わったことになる。続けて頑張ろう。
 

 体調の悪かったグッピーは、とうとう昇天した。このグッピーが体調を崩している間、なぜか私の体調も悪かった。今日から、復調するだろうか?

2007年2月4日
  週末は頑張って、たくさん作った。階段、ライト各種、ダイニングテーブル。以前から疑問だったポインタの細かいコントロールに関して謎が解けた。スナップのオプションを外せば良かったのだ。その他、スポットライトの使用方法も覚えた。もっとも使用方法はわかっても、効果的な使い方を理解していないから、やみくもに光を当てることになってしまい、結果が思うようにならない。明日から、しばらく椅子作りとなるようだ。曲線が増えてきたので、だんだん面倒臭く、いや、面白くなってきた。続けて頑張るとしよう。
 

 本日、Panasonicの電気炊飯器(SR-CHB15)を購入してきた。いわゆる厚釜タイプの商品である。これまで単純なタイプの電気炊飯器しか使ったことがなかったので、一体どれほど美味しくなるものなのだろうと大いなる期待を抱いての初使用となった。残念なのは、せっかくジャスコまで行って買ってきたというのに、肝心のお米を買うのを忘れ、日本米ではなくタイ米でのトライとなってしまったことである。その上、少し水を多く入れすぎたためか、ふっくらというよりも、柔らかすぎの出来になってしまった。それでも、いつもよりは、日本的な味となった(ちょっと無理があるか・・・)。明日はもうちょっと水を減らすようにZに指示(お願い)し、期待をつなぐことにしよう。 

2007年2月6日(夜)
 ダイニングチェアを作成中。背もたれと座る部分が自由曲面を使った造形となるようだ。かなり面白そうな感じだ。
 

 本日は卵のお話。毎朝、餃子や麺では飽きてしまうので、週の頭は自分で朝食を作ることが多い。目玉焼きとベーコンか、目玉焼きとウィンナーの組み合わせがほとんどだ。目玉焼きは半熟で食べる。ご存知の方も多いと思うが、中国では生卵を食べる習慣がないので、これは危険行為に入る。私自身も生卵で何度か痛い目に遭っている。しかし、好きなものは好き。少々のことでは懲りない。それで、超半熟の、黄身がトロトロの目玉焼きを作って食べるのだが、根が小心者の私は、やはり心配だ。
 そこで、卵を買うときに、気をつけてできる限り新鮮なものを買うようにしている。私がよく行くデパートの生鮮食品売り場では、二箇所で卵を売っている。一箇所は数百個の卵を山積みにして売っている普通の卵売り場。パッケージはない。もう一箇所はブランド卵。ちゃんとパッケージしてあり生産場所も明記されている。さて、ここで説明したいのは、 両者の違いではない。生産期日についてである。上記の二つとも、生産期日をみると、長いものでは一ヶ月を超えているのである。山積みのに至っては、生産日が二ヶ月前となっていた(これはいくらなんでも、単に訂正してないだけではないかと思われるが・・・)。
 山積み卵は論外なので、ブランド卵を見てみると、日付に相当ばらつきがある。先に述べたように一ヶ月前のものもあれば、短いものでは一週間ぐらいのものもある。 当然、最も短い期間である生産から一週間ぐらいのものを選ぶわけだが、日本ではどのくらいの期間のものを売っていたのだろうかと疑問に思うようになった。一週間のものもあるとは言え、大半は20日間ぐらい経っている。(それに、生産期日のラベルはどれも、丁寧に作業をすれば剥がして交換が可能なものばかりだ)。これはインターネットで調べてみるしかない。
 インターネットで調べた結果、以下のことがわかった。卵の鮮度に対する考え方には、大きく分けて二種類ある。一つ目が徹底して、低温で管理するという考え方。一番極端なのは、鶏が卵を産んだ直後、可能な限り早く温度管理を始める。生まれた直後が35度前後、そこから洗浄、配送、売り場、家庭までを通じて一貫して温度を下げ続け、最終的に5度ぐらいまで温度を落としていくというものだ。もう一つは、卵は基本的に、常温で保存可能であるという考え方だ。そもそも、昔は卵を冷蔵するという考え方はなく、常温で保存し、なおかつ生で食べていたというのだ。生まれたての卵は「クチクラ層」と呼ばれる薄い膜に守られ、細菌の侵入を防ぎながら呼吸をしており、常温でも長期間保存することができるそうだ(産卵後、一ヶ月間は生食できると書いてあるHPもあった)。洗ってしまうと、この「クチクラ層」がなくなってしまうために、鮮度が急速に落ちるということだ。
 現在、主流の考え方は、前者の方で、やはり常温での管理はコントロールが難しいということではないかと思われる。洗浄の技術も向上し、洗浄による鮮度の劣化を防ぐことができるようになったとある。また、洗浄により、サルモネラ菌の付着を防ぐ狙いもあるようだ。ただ、私の感想を言うと、冷蔵することにより管理が容易くなるし、冷蔵関連の企業も儲かるし、世間から批判されがちな食中毒の問題を確実に避けられるということで、健康面よりも企業論理を優先させた結果であるように思える。卵の冷蔵もアメリカなどの卵を生食しない国から始まったことで、必ず火を通して調理するために確実にサルモネラ菌などの細菌を殺すことができ、生食の期限をはるかに超えて保存するために冷蔵という発想が出てきたと書いている人もいる。真偽のほどはさだかではないが、うなづける部分もある。
 しかし、それも、日本での話・・・。中国ではきちんと冷蔵保存をして欲しいものだ。刺身と一緒に生卵も文化輸入してくれ。

2007年2月7日(朝)
 ダイニングチェア作成中。自由曲面の作成はやはり時間がかかる。明日までには仕上げたいところだ。
 

 昨晩、ホームページを書いている私の後ろで新聞を読んでいたZが、「これ、これ、私が騙されそうになったやつ。捕まったわ」と話しかけてきた。Zが実家のある江西省に戻る時に、危うくひっかかりそうになった詐欺集団が捕まったという記事が載っているのだそうだ。面白そうなので、読んでみた。
 この詐欺集団は、田舎へ帰ろうと(バスを待って)荷物を抱えて道路脇に立つ出稼ぎ族をさりげなく会話に誘い、目的地を聞き出す。それからおもむろに携帯電話を取り出し、仲間とやりとりをする。そして、「どこどこ行きのバスは大事故があって、こちらにはこれない」と大騒ぎをするのだ。さらに「臨時バスが○○から出ることになっていて、そこで登録入しないと乗車できない」と言い出すのだ。そうやって、出稼ぎ族を別の場所まで移動させ(もしろん、仲間の一人が一緒について行く)、登録所まで連れて行く。到着すると、「荷物・金品等は安全のため登録所に預けて乗車しなければいけないことになっている。荷物はきちんと管理されて目的地で渡されるので安全だ」と騙し、出稼ぎ族が「そんなこともあるのだろうか・・・」と思いつつ、荷物・金品を預けて引換券をもらって待っている間に、詐欺集団はドロンするという寸法だ。
 Zはこの登録所まで行ったが、荷物を渡す段になって、(これはいくら何でもおかしいわ?)と気づいて助かったのだそうだ。こんなので引っ掛かる奴がいるのか?という気もするが、帰省へ焦る出稼ぎ族の心理を突いた詐欺で、中国の世相をよく表しているのかもしれない。

2007年2月8日
 ダイニングチェアー完成。今回もスポットライトの使用があったが、やはり、効果的な使用方法がわからず、適当に光りを当てるだけにとどまった。
 

 続けて、安楽椅子に取り掛かっている。パスを使って、記憶→掃引で立体化という手順で、肘掛けの部分を作った。取り掛かる前は簡単だと思ったのだが、パスのコントロールポイントの順序が掃引時に影響するということを忘れており、思い出すまでにずいぶんと時間を消費してしまった。今回はずいぶんと複雑な自由曲面になりそうなので、完成までかなり時間がかかりそうな感じだ。来週までに出来るかな?

 本日、幼グッピーの一匹が昇天してしまった。冥福を祈る。先週の水換えが影響したのだろうか。冬場の水換えは難しい。

2007年2月11日
  安楽椅子が完成した。自由曲面を使用する場面がたくさんあったので、面白かった。同時に、綺麗な曲線を作るのは難しい作業だとわかった。そもそも、何が綺麗な曲線なのかが、私にはわからない。ともあれ、小物作りは次の丸テーブルで終了だ。春節前までにできるだろうか。
 
2007年2月14日
  明日から、久しぶりの旅行だ。行き先は福建省だ。福建省には三年前に行ったことがある。今回は、初めてとなる「武夷山」登りをメインに据える。それと、Zからリクエストのあった泉州の「崇武古城」へも行く。「崇武古城」そのものは、魅力的な観光地とは言えないが、それに接した海が綺麗だ。私が以前に何度も「崇武古城」の海は綺麗だぞと言っていたので、それを覚えていて連れて行ってくれと頼まれた。Zは、江西省の内陸育ちだから、私と一緒に旅行で行った珠海と深センの紅樹林にある海ぐらいしか見たことがない。どちらもお世辞にも美しい海とは言い難いから、確かに一度綺麗な海をみせてやりたい気持ちがある。それで、行くことにした。そう言えば、あそこでは魚のすり身を丸めて作ったつくねのスープを食べた。うまかった。また食べてみることにしよう。今回は一人でないから、もっと別のメニューを楽しめるかもしれない。
 メインの
「武夷山」は世界遺産にもなっている。紹介の文章を読んだところ、広東省の丹霞山と同系統の地層が見所な山のようだ。もっとも規模も、知名度も「武夷山」の方がはるかに上のようだから、どんな山なのか楽しみだ。存分に楽しむには、三日ぐらい必要なようだが、体力が持ちそうもないから、二日で切り上げようかと考えている。ガイドブックにはハイキング気分で行ける山だと書いてあるが、ケーブルカーはない様子だ。昨年の「武当山」よりも、楽だと助かるのだが・・・。
 時間(と体力)があれば、「龍岩」と「永定」にも行ってきたい。客家特有の住居が見られるようだ。
 明日、バスで、深セン羅湖へ向かい(約1時間)、そこからバスで汕頭市まで行く(約4時間半)。ここで乗り換えて、さらにバスで泉州まで(約5時間)。全て順調に行けば、一日で、泉州につける。ただ、現在は春節の真っ最中なので、バスの席がとれるか心配だ。泉州で一日か二日を過ごして、列車で
「武夷山」へ向かう。「武夷山」で二日。それから、「龍岩」経由でバスで深センへというのが理想だ。ただ、「龍岩」は小都市のようだから、バスがちゃんと出ているか心配だ。無理そうだったら、「武夷山」から飛行機で深センに戻るか、泉州まで列車で戻って、行きと同じくバスで深センまで戻る。或いはアモイに出て観光をしてから同じくバスで深センという手もある。Zはアモイに行ったことがないから、アモイ観光も悪くない。私にはそれほど面白くないが、Zが喜ぶだろう。
 さて、どんな旅になるやら。
2007年2月21日
 本日、旅行から戻った。泉州→厦門(アモイ)→武夷山とまわって、深センに戻ってきた。本当は、武夷山の後、「龍岩」に寄ってきたかったのだが、春節の真っ最中とあって、列車の切符もとれず、バス・ステーションもお休みとなっていて、身動きがとれなくなり諦めた。泉州・厦門ともに私自身は行ったことがあり、いささか刺激が少ない旅となった。メインの「武夷山」は高度が低く、身体には優しい山だった。2時間程度のハイキングコースがいくつもあるといった感じで、何カ所か見所はあるものの、内陸の山々と比べるとインパクトが薄かった。もっとも、春節の寒い季節に出かけるにはこれぐらいの山のほうが良いかもしれない。ここ半年ぐらい運動をさぼっていたので、体力的にはちょうど良かったとも言える。旅を楽しむにも、日頃の運動が大切だと身にしみた。
2007年2月22日(夕方)
  本日は、このテキストの最後の小物である丸テーブルを完成させた。最後の一個とあって、部品点数が多かったが、今までの総復習といった感じで面白かった。柱の配置をしている段階で、ついでに回転ジョイントの使い方を覚えたのでなお刺激があった。ここまでで、テキストのおよそ半分である。明日からは、建物作りだ。これまでのような細かい作業はなくなるが、新たな技術が必要になると思われる。楽しみだ。

  グッピーたちは、現在21匹。皆元気だと書きたいが、一匹、相当弱っているのがいる。旅行の前から、水槽の底に沈んだまま上まで上がって来れない状態だった。だが、弱りながらも、しぶとく頑張っている。一応餌を食べているみたいだし、当分大丈夫かも。他のグッピーたちは皆恐ろしいぐらい元気だ。私の姿を見つけると、餌を求めて群がってくる。私としては、水槽を優雅に泳ぎ回っているグッピーたちの姿を眺めたいのだが、とても無理。2メートルぐらい離れていれば気づかないようだが、それでは、グッピーの姿を間近で観ることができない。求められるままに餌をやっていれば、いずれお腹いっぱいになるのだろうが、それでは水質の悪化が心配だ。ともあれ、いい感じで育っている。はやく次の出産が来ないかな。
 

2007年2月23日(夕方)
  本日は市内のジャスコへ行ってきた。驚いたことに、店内の一部に、吉野屋がオープンしていた。今日は寿司が食べたかったので、吉野屋で食事はしなかったが、次回は是非食べてみたい。ジャスコでは、ビニルボール(一般にはバランスボールとかエクササイズボールとか呼ぶようだ)を購入した。先月ぐらいに椅子代わりに使用しようと一個購入したが、直径65cmのものしか販売しておらず、PCデスクで使うには高さが足りなかった。そこで、食事をする時や、グッピーの様子を眺める時などに使用していた。結果として、ずいぶんと身体の具合がいい。腰痛もなくなったし、身体の柔軟性がずいぶんと向上した気がした。PCを操作する時にも使用したいなあと考えていたところ、今日、75cmサイズのものが売り出されているのを発見し、即購入した。このビニルボールの良いところは、「なんとなく」柔軟運動をしてしまえるところ。様々な角度で座ることができるので、一つの座り方に疲れたら、また別の・・・という具合に自然に身体を動かすことができる。体力は使わないので、ダイエットにはならないが、身体に良いのは間違いなさそうだ。ダイエットも、こんな調子でできる器具があれば良いのになぁ。
2007年2月24日(夜)
 本日は居間を作成した。手数は多いが、特に難しいところはなく、順調に完成。明日から内装作成の作業のようだ。頑張るぞ。
 

 親の雌グッピーの一匹が出産体制に入っている模様。たくさん子供を産んでくれると良いが・・・。

2007年2月25日(夜)
  春節休暇の最終日。居間の内装が終了した(Shadeの話です)。
 

  弱っているグッピーはしぶとく持ちこたえているのに、元気だったはずの別のグッピーが昇天してしまった。そう言えば、若干様子がおかしいのがいたが、あのグッピーだろうか。出産体制に入っているはずの雌グッピーはまだ出産を始めない。ひとりでじっとしていることがますます多くなってきたから、間違いないとは思うのだが・・・。出勤間近の出産は、焦るので勘弁して欲しい。

2007年2月26日(朝)
 昨日の夕方頃、久しぶりにスピード宝くじを買った。中国のスピード宝くじ(スクラッチ式)では、これまで1等でも最高2万元のものしかみたことがなかったが、昨日販売していたのは一等が5万元だった。スピード宝くじというのは、日本ではもっとも(客にとって)コストパフォーマンスの悪い宝くじとして知られていた。だが、すぐに「当たりがわかる」という楽しさは、他の宝くじにはない魅力だ。以前にも、一度に50元分を購入した記憶がある。
 今回は20元分を購入。5個の数字が隠されていて、それをコインでこすり出す。数字に従って「すごろく」の図を進んでいき、停まった箇所に書かれた金額の合計が賞金となる。Zと一緒に騒ぎながら、コインでこすり出していった。結果は、なんと合計54元の当たり。それをもって宝くじ屋へ行き、現金に交換。さらに24元分を購入した。この中からは当たりが16元が出た。今度はZが交換に行き、全部宝くじに換えた。この中からは当たりが4元出た。
トータルで14元の勝ち越しとなった。今年の運勢は小吉か?日本にいた頃は、数万円分も買って熱くなっていた。中国ではほどほどにしておくことにしよう。